お疲れ様です。
保育所ちびっこランド松原園の園長です。
今日から3連休と言う方も多いのではないでしょうか。
暖冬の影響で、暖かい日があればお出かけするのにはもってこいに
なるかもしれませんね
さて、今回は、よくこのブログで紹介する本の中より紹介しますね。
ありがとうが言えない
・「自分さえ良ければ」を植えつけたのは誰でしょう?
最近の子どもは利己的、わがまま、自己中心的、と言われるが、
これは考えてみれば、昔からどの時代にも言われ続けてきたことだ。
ただし、昔は規範となるおとなの地位がしっかりあり、
誰しもある程度の年齢になれば、「もうおとななんだから」
という分別を身につけてきた。
それが今、「おとな」社会が根底から揺るがされ、
分別を身につけても知識だけで「生きる力」を失った親をみて、
子どもたちが虚無的、冷笑的になり、
分別だけでは生きていけない、と感じていることが問題なのだ。
良い点を取りなさい、他人より少しでも先んじていなさい、
こう教え込んできたおとなたち。
子どもはそれを素直に受け取り、「自分さえ良ければ」になるのである。
わがままで利己的、刹那的な子どもたち。
それを子どもたちの責任というのは、あまりにも酷ではないか。
「自分で自分の人生を選び取る=自分のことには自分が責任を取る」
ということをしてこなかったおとなのツケを子どもに回しているだけでしかない。
・感謝の気持ちは家庭で教える
また、共働き家族が増え、父親の労働に対する感謝が薄れたことにも一因がある。
父親の収入が一家を支えている場合、給料袋を持って帰ってくる父親に、
母親が「ご苦労様でした」と感謝する姿は、子どもに家族の中でも
感謝することの大切さ、労働の意味を教えていく。
しかし、給料は振り込みになり、ときとして母親の方が父親より給料が高く
なったりすると、こうした家庭内での感謝がなくなり、
子どもは生活の場から感謝の気持ちを学ぶ機会が減っていく。
ところで、欧米人は小さなことにもすぐに「サンキュウ」を言う。
これは、気持ちが良い。
誰でも感謝されれば嬉しくて、また感謝されることをしよう、という意欲を生み出す。 これは、マーフィーの法則でも言われている通りだ。
プラス思考はプラス思考を生むのである。
こうした、感謝=プラスの連鎖を、見直すべきである。
それはまず、家庭の中で、今日からぜひ行って欲しい。
ちょっと難しかったかもしれませんね。
最近、あいさつのうまくできない子やありがとう、
ごめんなさいをうまくいえない子どもがいます。
「ありがとう」
子どもだけでなく、おとなも積極的に使ってほしい言葉です。